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電話版出張編集部を経験した話【最早風鈴】

  • kazarashiromeshi
  • 2024年3月8日
  • 読了時間: 7分

やあやあやあごきげんよう!みんな大好き風鈴さんだよ!!!

早速だけど、みんな出張編集部って知ってる?

簡単に言えば、漫画の出版社の編集部の方に自分の漫画を読んでもらって、ここがよかったとか、ここをもっとこう直したほうがいいとか、そういう自分のスキルアップのために活用したり、あわよくば編集部の方に拾ってもらおうみたいな自分を売る場にしたりする、なんていうんだ?漫画講評会?みたいなものかな

先日私はその電話版を経験したので、今回はその話をみんなに話していくよ!

それではレッツGO!

 

事の始まりは去年、2023年夏。

みんな、前に私がブログで、ジャンプの漫画賞に挑戦したら呆気なく散った話したの、覚えてる?

まだ読んでない人はここから読めるよ!



……というわけえ、天下の少年ジャンプ様には敗北したわけですが、私は諦めていなくてですね!

もしかしたら、内容は面白かったけど、ジャンプ向けじゃなかったから落ちたのでは?と考えたんですよ~前向きですね~ いや、これぐらい前向きに考えていないと、漫画なんて描いていられませんからね

なので試しにもう一社、どこかの漫画賞にだして、これで落ちたら面白くなかったんだと受け入れよう!そう思ってネームだけで応募できる漫画賞を探してたんですよ~


そしたら、くらげバンチさんという、新潮社さんが運営するweb漫画メディアを見つけまして。有名な作品だと、「極主夫道」や「心霊マンション」、「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男」とかですね~

で、そこの「くらげマンガ賞」という、毎月開催されている漫画賞を発見しまして。ネーム部門も募集していたので、もうこれは応募してみるしかないだろ!と思い、思い立ったが吉日で動いてる私は、即その漫画賞に送り付けることを決めました。


興味のある方は是非覗いてみてください↓(※2024年3月の漫画賞の案内ページです)

大賞は100万円です


ここで一つ問題がありまして……

「A4」または「B4」サイズの無地の紙に描いてお送りください。

って書いてあったんですね。

え?何が問題なん?って思うでしょう?

思い出してください。

私は一度、ジャンプにアナログ原稿を送り付けているんですよ。わかりますかね。

つまり、私が持っているのは、それをコピーした、印刷がクッソ汚い鉛筆カスカス、自分さえ後から見返す用しか持っていなかったわけで!

しかも私はネームをいつも(印刷後の紙媒体を想像するために)大学ノートで描いているので、印刷されたカスコピー用紙には罫線も映っているわけで!

流石にこんな身内向けで応募するわけにはいかない!そう思って……

私は全ページ描きなおしました。全63ページ。

脚本担当の友人には許可をもらっていたのでせっかくならと、もっと凝ったセリフにしたり、ヒロインの髪型をポニーテールからウルフに変えたりしながら、全ページ応募用に描きなおしました。バカですね~正気の沙汰とは思えない。これが去年の12月のことです。


とまあ余談は置いておいて、気が狂いそうになりながら私はなんとか描きあげ、流石に年末年始に送り付けるのは迷惑すぎんだろ!と思ったので、1月のくらげバンチ賞で、その汗と血と徹夜の結晶を送り付けました。



時間は進んで2月中旬。

そろそろ結果発表の時期だよな~と思い、いつも通りTwitterを眺めていると、一件のメールが飛び込んできました。


(メール一部改変、抜粋)

初めまして、

新潮社くらげバンチ編集部の✕✕と申します。

この度はくらげマンガ賞へのご応募、誠にありがとうございました。

選考の結果、『スローバック』は残念ながら受賞には至らなかったのですが……

お若いながらもネーム力があるなと感じ、これまでの創作活動や今後描いていきたいものについてお話を伺えないかなと思いご連絡を差し上げました。

尚、ご友人が脚本等を、風鈴様がネームをご担当されたとのことですが、今回は「風鈴様のみ」にお話を伺いたく存じます。

失礼は重々承知ながら、お話というよりネーム力および、絵自体も描ける方なのかな?とお見受けした点に惹かれたためです。

不躾なご連絡で恐縮ですが、もし「話してもいいよ」ということであれば、直近でお電話可能な日時をいくつか頂戴できますと幸いです。

また、もしTwitterやpixivなどで作品を発表されているようであればそのURLなども教えていただけると助かります。

ご検討の程、何卒宜しくお願い申し上げます。


思わずスマホを投げて、クソデカボイスの悲鳴あげて、壁に激突して鼻を痛めました。


すぐに親とかざらメンバー、彼氏や友人たちに報告をしまして。

面倒くさいのでスクショは貼りませんが(さぼるな)、白田には「よかったようやく風鈴さんに世間が追いついた」と言われました。

実は応募要項にメールアドレスの記載は必須じゃないんです。もちろん、メールで応募する人は必要、というかもうソレなんですけど、郵送の場合は必須じゃないので、追加でメルアドも記載しておいて本当に良かった……!と思いました。


その後メンバーに添削をしてもらいながら、URLなどのも含めた前向きな返事のメールを送りました。人間、嬉しすぎると本当に手の震えが止まらないもんなんですね。

また、編集者の方は私のネーム力に興味を持ってくださったとのことだったので、せっかくならと、私が今一番ネーム力や構成に自信のある、別垢で連載中?投稿中?のドクターストーンの二次創作漫画のURLも送り付けました(迷惑)

もし興味のある方がいらっしゃいましたら、ここから読めます↓

完結後にLINEのTLやpixivにも載せ、後日同人誌にもする予定ですが。



それから何度か日程などのメールのやり取りを経て、2月の下旬にお電話をさせていただきました。

出版社は違いますが、私が現場の編集部さんとお話させていただくのは、これで人生2回目ですね。ワハハ

とまあ、ここからがこのブログのメインですな。

私が電話でお話した内容はざっとこんな感じ。


  • 「火上の氷」(ドクターストーンの漫画について) アクションや演出は工夫されている。バトルや日常のメリハリをもっとつけると良い。コマのぶち抜きが多いので、読みやすさを考えるともう少し控えめでも良い。

  • 年齢にしてはネーム力はある

  • この先も絵は描く?

  • 作画志望?

  • これからも友人と作品を作っていく?

  • 元々ジャンプ志望?

  • どこでデビューしたいとかある?

  • 一次創作をやる気はある?

  • 友人がプロット、風鈴様がネームを描くと、もちろん漫画賞は面白さを見ているが、作家のポテンシャルを見ているので、分けるとネームしか評価できない

  • 8ページからTwitter投稿で応募できる漫画賞もあるので、もし一次創作をやるならストーリーを考える練習をしてほしい

  • 今後もくらげバンチでやるなら、ぜひ連絡を


なんというか、流石現場の方の意見だなあ、という感じでした。

普通、漫画賞や持ち込みなどでは二次創作の漫画はご法度みたいな風潮があるので、二次創作の漫画でもこんなにアドバイスをくれるのか!と感動しました。

また、電話後に気づいたんですが、多分これが出張編集部だよな……と。Twitterなどで、出張編集部であたりが強い人に当たってしまって絵が描けなくなったとか、筆を折った人などを見てきたので、私も面と向かってだったら灰になっていたんだろうなあ、と。

でも、逆に言えば、私のネーム力は一応プロ級だし!!!!!

連絡をって言われたから、実質名刺もらったと言っても過言ではないし!!!!!

……すみません最近バクマン。をまた読み始めたので、今漫画に燃えているんです。許してくださいね。

 

はい!どうだったでしょうか!

私の漫画道はまだまだ続くというわけでね!!!

プロへの道はそんなに甘くない!甘くないけど、一歩は進めたということでね!!!

果たして私は漫画家を目指しているんでしょうか!!!私にも分かりませんが、みんなネームに困ったらお気軽に風鈴さんに相談してな!!!

脚本さえあれば、ネームにしてあげるから!!!

ということで今回はここまで!

みんな、いい夢見ろよ~!!!



最早風鈴



 
 
 

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