top of page
検索

日本一不真面目なお悩み相談番組を紹介します。【白田まもる】

  • kazarashiromeshi
  • 2023年10月20日
  • 読了時間: 7分

更新日:2023年10月21日

前回のブログは、入試準備で忙しすぎたため一回お休みをいただきました。

(みんな忙しいのに1個繰り上げで書くの、嫌な顔一つせずやってくれてありがとう……泣)


そして10月中は毎週休日に入試&模試が入ることになっているため、毎週更新している自分のラジオ番組の放送後記も実は一か月のお休みをいただいている状態です。なので、こんな形の文章を書くことすら久しぶりになります。(とはいえ、入試のために小論文練習は毎日やっていたのですが……ほら、それとこれとは話が違うじゃないですか! ねっ!)


というわけで、久しぶりの長文記事です。文章がぐちゃぐちゃになるかもしれませんがご了承ください。

では今回もラジオの話をします。


今回取り上げるのは、FM愛媛の『一平くんのゲコゲコ相談室DX』です!


『一平くんのゲコゲコ相談室DX』というのは、昨年10月から毎週月曜に放送されている、愛媛FC非公式キャラクターである蛙の一平くんが、悩める人間のお悩みを聞いて、相談に乗ったり乗らなかったりする番組です。日本一不真面目なお悩み相談番組だな~と思いながら、毎週欠かさず聴いています。白田のラジオ生活の、月曜日の一つの楽しみです。


「解決することを期待してはいけない。優しくされることも期待してはいけない。蛙なので。」と番組概要に書いてあるのですが、そのスタンスをしっかり貫いている、迷お悩み番組です。

実は白田も2回ほどメールを採用していただいているのですが、見事に解決していないです。一匹と一羽の思い出をつらつらと話されただけで終わりました。

お悩み相談番組を名乗るのであれば許されないようないい加減さを持っているのが、この番組の面白さのポイントとなっています。


パーソナリティは、一平くんと九官鳥さんの一匹と一羽です。

一平くんは、一発で耳に残るような声で、(どんな声かというのは実際に聴いてもらった方が早いと思います)、かなり人間臭いトークをします。(蛙のクセに!)

蛙が一年間ラジオで喋ってるのもかなり面白いです。まだ人間の言葉に慣れていないのか、お便りや曲名を読むときも噛み噛みです。びっくりするぐらい噛み噛み。大体は九官鳥さんアシストが入ります。

ラジオで何度も噛んだり言いよどんだりするのって、自分的にはあんまり好きじゃない(自分が放送で少しでも言いよどんだりしていたら、あとで聴きなおして自分に向かって「上手く喋れよヘタクソ!」とイライラしてしまうぐらい嫌いな)のですが、一平くんがやっても全く不快感がないです。キャラクターとして生まれてからたくさんの人に長く愛される理由が、ここに出ているよな~と思います。


もう一人……一羽の九官鳥さんは、「ドモ!」という高音の挨拶がお決まりのFM愛媛のディレクターさんです。

声も気も良い男性という感じでして、声やトーク、そもそもキャラがかなり特徴的な一平くんの相方としてもマッチしています。ポンコツ気味の一平くんのよくズレる軌道を修正しつつ、常に面白い方向に向かっていこうとするディレクターさんです。スタッフとして自分の番組に出る機会がある自分が一番理想としている、パーソナリティを引き立てつつもきちんと番組として面白いトークがどんなものかわかっている方にしかできないようなトークをしている方です。めちゃくちゃすごい方です。

この『ゲコゲコ相談室DX』以外にも、『ティモンディの決起集会』『ニンジニアネットワーク 和田ラヂヲの、聴くラヂヲ2』などの番組制作や、音楽ライブ好きなことを活かして、ご自身も『LIVE KIDS BOX』のパーソナリティも務めています。

まさに、喋って創れるラジオマン! 白田が一番目指しているような仕事をしている人です。……あ、鳥です。


似ているようでなんだか違う、蛙と鳥のコンビトークがなんとも面白くて心地よいです。


番組での相談に乗る感じや企画性、キャストはかなり(いい意味で)違和感がある感じですが、トークや音楽を入れてくるタイミングなどは全く違和感がないてす。

30分という程よい長さ的にも、かなり聴きやすい番組です。万人ウケするというわけではないけれど、しっかりとツボを押さえているので、誰が聴いてもきちんと面白い。ラジオ好きだけではなく、ラジオにちょっと興味があるという段階の人も、誰でも楽しめる番組です。


「おすすめのラジオある?」と人から聞かれたら、まずはゲコゲコ相談室を勧めている、というぐらいに白田イチオシの番組です。

なぜかと言うと、上で挙げた通り、誰でも聴きやすい番組であるということが理由の一つです。

ですが、もう一つ大きな理由もあります。



さて、ここまで読んでみて、「聴いてみたいな~でも愛媛エリアしか聴けないのか~~。」と思った皆さん。

朗報です。

こちらのリンク先(FM愛媛公式HP)から、全国どこでも自由に聴けます!

一平くんのゲコゲコ相談室DX|JOEU-FM愛媛

(新しくページを開きます)

そしてSpotify、Podcastからも聴取が可能です。

(もちろん、愛媛県の方とradikoプレミアムに加入している方はradikoからでも聴けます)



そう、人にパッとオススメできる大きな理由はこれでして。

radiko以外での聴取方法を設けてくださっているので、愛媛県以外の人にも気軽に紹介しやすいことです。


これ、かなり重要なことだと自分的には思っていて。なんでかっていうと、時代が変わるにつれてよりクロースドになっていったコミュニティであるラジオという場で、いかに新規リスナーを増やせるかは、「まず番組にどうやって触れ、認知してもらうか」が大事だからです。


SNSの普及に伴い、面白そうなコンテンツは自分と同じ感性を持っている親しい人からの照会で知ることが増えてきました。なぜかというと、このコンテンツ飽和時代においては、より短時間で自分に合った面白いものに出会うためであれば、人からの紹介(口コミ)が一番効率がいいからです。自分で自分の好みに合ったコンテンツを何万ものなかかた地道に探すよりも、すでに同じ感性を持つ人によって「面白い」とされたコンテンツに触れる方がはるかに時短になりますよね。探す手間と、見聞きして自分に合っているか確認する手間が大きく省けます。

(自分も『ゲコゲコ相談室DX』は、人のSNSで投稿されているのを見て知りましたので)


それこそ番組側のSNSでのマーケティングにも気を使わなければいけなくなっているのですが、「リスナーが口コミで広げやすい」という方法を番組側が容易することにも、もっと目を向けるべきだと私は思っています。


リスナー:「こんな番組があるんだよ。面白いよ!」

話相手:「へ~」


ここから、相手が聴くか聴かないかという選択肢をとれるかは、聴く方法があるのかということにかかっています。

仮に「聴いてみようかな」と思って調べても聴取可能な方法がないことがわかり、「なんだ、聴けないじゃん」となってしまった後では遅いです。どれほどリスナーが良いプレゼンをしたとしても、聴いてくれることには繋がらないと思います。それどころか、よっぽどの憧れをその番組に対して持つ(それこそ自分の好きなアーティストがその番組のパーソナリティだったりとか、自分の好きな人がその番組の熱心なリスナーでよく話に出してて、自分もめちゃくちゃ聴きたいのに!とかのレベルの強い憧れの)場合でない限りは、3日も経てばその番組の存在は忘れ去られてしまいます。冗談抜きで。


「へ~」止まりで終わってしまっては、番組の認知度は上がりません。

リスナー側に踏み込もうとした足音をまずが掴む方法を入念に考えることも必要だ、ということです。


そういう点でも、「どこでもいつでも聴ける」という方法を用意しておくのは、口コミ中心で広がるコンテンツ拡散状態には必要不可欠なことです。

そこからどれだけのめり込める番組を作れるかは、制作側の手腕次第ですので。

ここまで長々と書きましたが、言いたいこととしては、


「ラジオを聴いてみたいけど、何が面白いかわからないし、radikoの使い方もイマイチわからんしな~」という方は、ぜひFM愛媛HP、Spotify、Potcastで『一平くんのゲコゲコ相談室DX』を聴いてみてください


ということです。

まずは最新の一本だけでもいいですので、ぜひ!


前にもXで投稿したことがあるのですが、ゲコゲコ相談室の唯一の欠点を挙げるとしたら、「ゲコゲコ相談室からラジオの世界に入ったら、その後これ以上の面白い番組を見つけるのがめちゃくちゃに大変になること」だと自分的には思ってまして。笑

それぐらい面白くて聴きやすい番組となっています。


この番組をきっかけとして、ラジオに興味が湧いたら、ぜひ他のいろんな番組も聴きまくってみてください。もっと自分の好みにあったものを見つけられるかもしれませんし、いろんな番組の面白さが自分の中で蓄積されていきますので。


そうやっていたらいつの日か、あなたも抜け出せないほどにラジオの世界に浸ってしまっているかもしれませんね!



白田まもる


 
 
 

Comentários


bottom of page