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引き出しを増やすー絵画鑑賞編ー【咲楽】

  • kazarashiromeshi
  • 2024年2月16日
  • 読了時間: 6分

みなさん、どうもこんにちは!!こんばんはかな??

今回は前回に引き続き、「引き出しを増やす」って点でお話していこうかなぁって思います。今回はもっと絵描きっぽいお話です。「絵画鑑賞編」!!!!!!


そうなんです、実に珍しいことに、最近展覧会になんと2つも!!!行ってきたんですよ。普段あんまりいかないんですけど、機会があったので行ってきました。私、学校では美術部に所属しているんですけど、ようやく美術部っぽいことをしたな(笑)って思いました。「巨匠」と呼ばれる人々の絵を見ることって、すっごい勉強になるんですよ、本当に。色彩とか、塗り方とか、構図とか。詳しくは次からお話していきます。



1.「ゴッホと静物画ー技術と革新」


たまたま知り合いがチケットを譲ってくれたのがきっかけで行きました!でも、あとで高校生以下無料だったのに気づいたんですけど……(笑)


もともと前からゴッホが好きで、2020年ごろに上野の美術館に「向日葵」が来る予定だったので友達の見に行く予定を立てていたんですけど、コロナでなくなっちゃって。今回はそのリベンジもありました。ちなみになんで向日葵が好きなのか?って話なんですが……。お察しください。そうです、きっかけは某名探偵の映画のせいです(笑)でも、ゴッホの絵に触れるきっかけとなったので、すごく感謝しています。


さて、この展覧会で私が驚愕したのは、なんと、写真撮影OK!!!!!!!!!え?うそ!!!!!(もちろん一部はダメです)なので、思う存分撮ってきましたので、みなさんにおすそ分けしたいと思います。なんと、あの向日葵もOKでした。懐広すぎませんか?????いいんですか????


展覧会が行われてたのは新宿のSOMPO美術館なんですが、入り口からきれいすぎる!!ゴッホの作品の「アイリス」がフォトスポットになってます!!!向日葵じゃなくて、アイリスを選ぶところがまた粋だなぁ~なんて。


最初のブースは、ゴッホが影響を受けた画家たちの作品と初期のゴッホの作品が立ち並んでいました。初期のゴッホの作品って面白いんですよ、すっごい写実的なんです。

ゴッホと言えば向日葵や星月夜のように、写実的……とはちょっとちがった表現の作品が浮かぶ人が多いんじゃないでしょうか?もちろん私もそうだったんですけど……。初期のゴッホの作品はすっごい写実的なんです。歴史に名を遺す画家であっても、最初は典型的なパターンから入って、自分の個性をみつけていくんだなあとしみじみ思いました。


段々進んでいくにつれて、ゴッホがいかにほかの画家に影響を受けているのかわかるんですよ!!鮮やかな色彩の画家にあこがれて華やかな色を使っていたり。ゴッホがずっと試行錯誤しているさまがうかがえます。



向日葵のブース付近では、同時期に描かれた向日葵や花を題材とした作品が立ち並んでいました。面白い話が説明プレートに書いてあったので紹介します。

このころ、さかんに花が題材にされた理由としてあったのが、モデル代が安上がりで済むこと、また売れやすいことがあったそうなんです。確かに~!!!って思いません?このころの画家は日々生きるのに必死です。その中で、安上がりでモデルを用意でき、なおさら熟れやすいともなれば、みんなこぞって描きますよね……納得です。時代によるモデルの変化って、結構道理にかなってるんだな……って思います。



他にも、この展覧会は4階と3階で行われたので、途中で階段を下るんですが、そのホールとホールの間をつなぐ通路にゴッホが弟のテオや画家に送った手紙の文章が壁に描かれていて、めっっっっっちゃくちゃ、おしゃれでした!!こういう粋な計らい、すっごく好きです。

あとは、ゴッホとゴーギャンが共同生活をしていた時に描いた絵やエピソードが載っていました。ゴッホとゴーギャンは共同生活していたのにもかかわらず、そんなに仲は良くなかったようで、確か二人が喧嘩したさい、ゴッホが出血多量で救急搬送されたとかなんとか……ほんとに、すごい画家は絵と同じぐらい衝撃的なエピソードもあるものですね。

そんなことをいろいろ考えながら、ゴッホが好きな私はめちゃめちゃ堪能しました!ちょうどこの時期、部活でコンクールに出すために油絵を描いていたこともあって、すごく勉強になりました。あとやっぱり当たり前だけど上手だよね。絵。いやマジでほんとに。


2, 「印象派—モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」


上野の東京都美術館でやっていた印象派の展覧会です。

こちらは、先ほどのゴッホとは違って写真撮影は禁止でした……(まあOKの方が珍しいんですけどね)。あとメモする時間もなかったので(ゴッホの展覧会の時はメモしてたんですけど)、結構うろ覚えです、間違ってたらすみません。


この展覧会では、様々な印象派の画家たちがどのように印象派になっていたのかっていう変遷がすごいよくわかるなぁという印象でした。印象派の画家って、よくひとくくりにされて教えられると思うんですけど、(実際私は美術の先生からそう教わっていました)。でも展覧会で見てみると、全員が全員、最初から印象派のような描き方をしていたわけではなかったんですね。



展覧会に入ってすぐのエリアでは、後に、印象派になる画家たちが、初期にどのような絵を描いていたのかが展示されていました。大体精密描写が主で、印象派のようなぼんやりとした画風の絵はほとんどありませんでした。でも、やっぱり進むにつれてどんどん境目がぼやけてきたり、点描のように筆の動きでものを再現する絵画が増えていきました。個人的にモネがみたかったんですけど、モネの作品もいっぱいあって嬉しかったです。


この展覧会は部活で見にいったので、同じ部活の仲間と一緒に見てたんですけど、友達と驚いていたのが、作品たちの中に、キャンパスに描かれた絵だけではなくて板に描かれた絵があると言うことでした。

私は、当時キャンパスを買うにはすごいお金が必要だったから、板に直接描いたのかな、なんて考察してましたけど真意はわかりません。でも、そんなことを考えながら見る展覧会はやっぱり勉強になりますし、私はとても楽しかったです。


あともう1つ、この展覧会にはウスター美術館館長の、絵の取引を行った手紙のレプリカとかも展示してあって、すごく面白かったです。当時の金銭感覚で書かれているので、私は結構安いな!?と思ったんですけど、その頃はまだ価値がなかったのか、時代なのか……実際はわかりません。


やっぱりゴッホ展とはまた別の違った形の画法とか見られて、これまたすごい勉強になりました。あとやっぱり、みんなが基礎ができてないと、それを昇華させることが難しいんだなぁ……としみじみ思いました。

いかがでしたでしょうか??私にしては珍しく絵関連の話でしたね。

私も、しょっちゅう絵画鑑賞行くとかそういうたちではないので、あまりを偉そうなこと言えないんですけど、絵画鑑賞いいぞ!!!!!というかめちゃくちゃためになる!!!!!

現代風の絵を描いている私たちには関係ないって思うかもしれないけど、巨匠の作品とか、アイディアとか構図とか、参考になるものがいっぱいあります!!

ゴッホの展覧会のほうはもう終わっちゃったんですけど、2つ目に書いてた印象派展のほうは4月7日まで上野の美術館でやってるので、お時間ある人はぜひ見に行ってみてください!!面白いよ!!!


咲楽


 
 
 

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