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ギリシア神話、再び【花見飯】

  • kazarashiromeshi
  • 2023年9月15日
  • 読了時間: 4分

こんにちは、花見飯です。


8月に名古屋と伊勢に行った話を途中まで書いていたんですが、刀の話を詰め込んだはいいけど全然専門家じゃない事を書くのもどうかと思いまして(しかも絶対皆興味ないし、興味ある人なら基本中の基本の話だし……)


やっぱギリシア神話の話にしーちゃお

今回お話するのはダダン!!!

【個人的に好きな話3選】

超個人的な趣味と、創作に活かせそうな要素も挙げてみました。

前回に引き続き私は専門的に学んだこともない超ニワカなので創作に活かす時はご自身でちゃんと調べることをおすすめします。



①アドニス


美の女神アプロディテ(英語名はヴィーナス)と美青年アドニスのお話です。

アドニスは、アプロディテと自分を比較したことで反感を買い不幸な運命を辿ることとなってしまった女性ミュラが妊娠したまま木になってしまい、月が満ちて裂けた幹から生まれた子供です。アドニスは美しく成長し、皮肉なことにアプロディテは自分が不幸にした女性の子供である彼に惹かれていってしまいます。

しかし可哀想なことに、狩りで狙った猪の牙に砕かれ、その怪我が原因で死んでしまうのです。アドニスが流した血からアネモネが咲いた、という話です。


ギリシア神話って美青年を花にしがち


でもこれ死ネタじゃないと使えないのかと言われればそうでもなくて、次の話に繋がります。



②アルテミスとアポロン


アルテミスとアポロンと書きましたが、今回の主役は2人ではありません。

犬神ゼウスが散歩していると、2人の女性を見つけました。古くからの神々、ティタン神族であるレトとアステリアです。美人姉妹ということで目を付けられ、レトは身籠ります。アステリアは夫と子供がいた(最近知ったのですが、アステリアの子供はヘカテです。十字路や犯罪現場に現れる女神で、防犯カメラのような存在です)ので、必死に逃げます。鷹に変身したゼウスは捕まりますが、アステリアは岩に変身したためゼウスは諦めました。

そのまま海に沈み、やがて浮き上がって島になりました。(よくわからない)

一方レトはゼウスの正妻ヘラによって出された命により、誰からも手を借りることの出来ないまま出産に臨んでいました。そこで新しく出来たばかりでヘラの命令の範囲外である島(=アステリア)で出産することになったのです。

双子が生まれた後、アステリアの上には宮殿が建てられました。


死ネタではないけど何だか面白い話で私は好きですね。アルテミスとアポロンは有名なので聞いたことがある人も多いかもしれません。アポロンは悲恋の話が多いですね……イケメンなのに



③アテナ誕生


アルテミスで思い出したのでアテナの話をしましょう。

ギリシャにアテネという市があります。オリンピックの開催地ですね。この地名は女神アテナに由来しています。

アテナは知恵と戦いの女神です。様々な話に登場しますが、今回は彼女が生まれる時の話をします。


ゼウスには昔、メティス(知恵)という彼女がいました。愛し合った結果、メティスのお腹には赤ちゃんができました。一方、ゼウスは「息子は父を殺し、母を裏切る」という今までの法則……一種の呪いのような物を背負っていました。祖父ウラノスは父クロノスに裏切られ、父クロノスは息子ゼウスによって裏切られました。

じゃあ次は自分の番なのでは?と思ったゼウスが何をしたかというと……


メティスを腹の子諸共飲み込んだのです!


飲み込んだ、というのは文字通りです。メティスはゼウスの体内に閉じ込められてしまいました。


本題はここからです。

そこから何年か経過し、ゼウスはヘラを正妻として複数の子供が成長しました。

そんなある日、ゼウスは今までにないほどの激しい頭痛に襲われます。そこでゼウスは天才的な技術を持つヘパイストスに「頭を割って中にいるナニカを取り出してくれ」と頼みます。


ヘパイストスについても話したい……けど本筋とズレまくるからやめておきます。惜しい!


んで斧で割ったゼウスの頭から生まれたのが、アテナです。

全知全能の神ゼウスの頭から生まれた、まさに「知恵」そのもの。

頭から生まれる、みたいな身体の一部から生まれるシチュ割と好きです。

ギリシア神話でも、死んでしまった母親の胎内から月満たない胎児を取り出して自分の太腿の中で育てるとか、母親が木になってしまって幹が裂けて赤ちゃんが生まれる(アドニスの話)とか……

めっちゃとっつきやすい話が多いですが。何と言うか、「癖(ヘキ)の塊」です。

皆さんも興味のある話がありましたら、是非教えてください~!

花見飯でした!


 
 
 

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